この星を懸けたニートの戦い

この星を懸けたニートの戦い

迷走しまくりだけどなんとか幸せをつかもうと奮闘する男の記録

よく「常識にとらわれずに、自分の頭で考えよう」っていうけどさ

「常識にとらわれるな」っていう人多いよね。

特にこれまで世界を変えてきた偉人とか、意識高い系の方々がこのフレーズを愛用する。

 

アインシュタインとかも

「常識とは18歳までに身に付けた偏見のコレクションである」

なんてクッソかっこいい名言も残している。

 

ホリエモンもけっこうこのフレーズが好きらしく、よく未来を担う若者たちに対して熱弁している。そして、僕自身も大切にしたいと思っている考え方だ。

実践できているかどうかは別として。

 

ただし、この「常識にとらわれない思考」とやらは簡単に身につくものではない。もちろん、先天的に備わっているわけでもない(ごく稀にいるが)。

特に日本のような型にはめた教育を子供の頃から受け続けると、ガチガチに常識にとらわれてしまっていることが多い。

 

このガチガチの常識から抜け出すことは容易ではない。

 

 


例えば、成功した起業家、大富豪、世界で活躍するスポーツ選手、意識高い系ブロガー()などが主催のセミナーや講演会に行ったとする。

そこで

「常識にとらわれちゃいけないぜ!」といった感じの言葉を投げかけられると、その時は強く感動する。その人の苦労話や、武勇伝などとセットで話されるとなおさらだ。なんだか自分までも尊敬する人の思考に近づけたような錯覚に陥る。

しかし、それは所詮錯覚に過ぎず、一日寝て目が覚めれば元通りだ。

 

 

映画みたいなもんだよね。

観終わった直後は感動して泣いたりもするけれど、だからといって映画の主人公と同じような人生を歩むために行動を起こす人はいない。もしいるとすれば、自分が行動しているつもりになっているだけか、これまでよほど空っぽの人生を送ってきた人だろう。


つまり、「常識にとらわれない思考」とやらは、長い時間と訓練を必要とするスキルみたいなものだし、もしかしたら一生身につかないかもしれない。

「常識にとらわれるな」ってほんといろんなところでよく言われるけど、そのために必要なことや、難易度に対して深く突っ込んだ話をしている人をあんまり見かけない。

僕が知らないだけかもしれないけど。

 

まあここまでニートがエラそうに語ってきたわけだけど、

「そういうお前はどうなんだよ」と、思われるかもしれない。僕自身のことを言えば、それなりに自分の頭で考えることができているほうだと思う。もちろん、ただの思い込みである可能性もあるけれども。

 

僕は新卒で就職して1年で退職するまで、世間の常識にどっぷり浸かっていた。大学に入って就活を始め、新卒で入った会社に骨を埋めるという選択肢しか頭になかった。

 

誤解のないように断っておくと、大学⇒就活⇒新卒入社という王道パターンが悪いなんていうつもりは毛頭ない。ただ単にそれ以外の選択肢を全く考慮しなかった、ということを言いたいだけだ。

 

そんな僕が会社を辞め、一人暮らしを始め、未経験から3Dモデラーになるために修行をしつつ、クラウドワークスなどの在宅ワークで生計を立てながら、なんとか生きる道を模索している。

 

まあ僕みたいなやつはいくらでもいるし、「それのどこが常識に縛られない思考だよ」って意見もあると思う。

 

しかし、正社員という選択肢しか頭になかった僕にとっては、けっこう視野が開けたと思う。会社を辞めなければ、このろくでもないブログも始めなかっただろうし。

 

思い切った決断をして、これまでの人生で出会ったことのない人に出会うことで、少しずつこれまでの偏見が修正されていく、かもしれない。そして、あらゆる可能性や選択肢を考慮できるようになれば、晴れて「常識にとらわれない思考」を取得できたといえるだろう。

 

ただし、自分では常識にとらわれていないつもりではいても、単に他者から影響を受けて感化されたに過ぎない場合もある。

 

例えば、以下のようなパターン

・新卒で入社する

・こんなはずじゃなかった、と後悔する。

意識高い系ブロガー()のブログを読む。

フリーランスってかっこいい!!今よりずっと夢も可能性もある!

・よし、フリーランスを目指そう!

 

これは「常識にとらわれなくなった」というよりは、どちらかといえば「他者から感化された」といったほうが正しいように思う。この二つをはき違えている人は多いし、僕もそうだった。

そして、こういう人ほど声を大にして「自分のアタマで考えよう」なんて言っちゃったりする。

 

いや、あんた洗脳されただけじゃんって突っ込みたくなる。

 

だって、意識高い系ブロガー()の熱烈な信者って「正社員」という選択肢を捨てているように思うから。フリーランス以外の道を考えていない時点で、洗脳されているとしか思えない。

僕の思い違い、または、十分に考えたうえでフリーランスを目指していたとするなら、申し訳ないとしかいいようがないけど。

 

僕が言うまでもなく、正社員だろうとフリーランスだろうとそれぞれメリットとデメリットがある。

 

そして正社員だろうがフリーランスだろうが、広い視野で自分が進みたい道を、自分の心に素直に従って突き進める人が、本当の意味で「常識にとらわれていない」といえると思う。

 

でも、それはとてつもなく難しいことだ。人は弱いから、なにかしら考え方にすがって生きている。自分の頭で考えているつもりでも、それは誰かからの借り物の思考をしている可能性が非常に高い。

 

常識にとらわれたくなければ、根気強く、一つ一つの物事に対して「本当にそうか?」と疑っていくしかないと思う。