この星を懸けたニートの戦い

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迷走しまくりだけどなんとか幸せをつかもうと奮闘する男の記録

【アイアムアヒーロー】最終巻を読んだ感想(※ネタバレあり)

花沢健吾氏の「アイアムアヒーロー」が完結したから感想を語る。

3月31日に単行本22巻が発売され、この巻で物語は完結しました。

タイトル通りがっつりネタバレもしていくから、嫌な人はブラウザバックしてくれ。

 

 

◆まずはあらすじから

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えっと、とりあえず軽くこの漫画のあらすじから説明いくね。

この漫画は一言でいえば「パニックホラー」。

ゾンビみたいなやつ(作中では「ZQN」と呼ばれている)が突然うじゃうじゃ出てきて、そいつらから逃げたり戦ったりしながら、なんとか生き延びようとするお話。めっちゃグロいです。

 

映画化もされた大人気漫画です。

 

上のおっさんが主人公で、名前は鈴木英雄。35歳で漫画家アシスタント。妄想癖が激しく、独り言も多い。漫画家アシスタントとして生計をたてながらプロを目指しているが、なかなかデビューできずにうだつの上がらない日々を送っていた(あれ、なんだろう。今僕の心にすごくグサッときた)。そんな日常を送る中、突如「ZQN」と呼ばれるゾンビみたいなのが現れ、英雄はパニックに巻き込まれていく・・・みたいな感じです。

まあ今このページを開いている人はたぶん本作を全巻読み終わったか、途中までは読んでいる人がほとんどだと思うから、あらすじはこの辺にしておいて早速感想に移る。

 

率直な感想は、「最悪な終わり方」

えーとですね、とにかくひどいですw。アマゾンでも星一つばっかですね。そしてこれだけ叩かれていても擁護する気も起きない。それほどにひどい。

まあね・・・。22巻で「完結」って聞いた時から嫌な予感はしてんですがね。だって21巻の段階であと3巻くらいはかかる感じでしたから。

ああ、もしかしたら無理矢理終わらせたのかなと思ったら、その通りでしたね。

 

なにがひどいって、伏線が何一つ回収されておらず、打ち切りのような形で物語が終わっていること。あっちこっち風呂敷広げ過ぎて、もう作者自身でもどうにもならずに強引に物語を終わらせるという、よくあるといえばよくある失敗例です。

 

なんでこんなに叩かれているかというと、本当になーーんにも謎が解明されてないからだと思う。

物語の核心である「ZQN」の正体や目的すらも結局わからないまま。他にもたくさんの思わせぶりな伏線があったが、それら全て未回収で宙ぶらりんのまま完結。

 

なんなんすかね。もう考えるとめんどくさくなっちゃって、ZQNも何もかも「意味なんてない」で強硬突破してるようにすら思えてくるんですが・・・。

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↑いや、あんた「お前も狂巣か」みたいなめっちゃ思わせぶりなこと言ってたやん。あと、もう一人のクルスは今回のパニックを予想してたみたいな描写もあったし。作者がいかに投げやりになっているかがわかると思う。

 

 

まあ百歩譲ってクルスやほかの様々な伏線が回収されないのは許すとしても、せめてZQNの正体くらいははっきりさせてほしかった

 

「GANTS」も未回収の伏線を残したまま完結したけど、肝心の「GANTS」の正体と目的ははっきりと明かされた。そして感動的なラストで幕を閉じた。読後感はかなり良かったことを記憶している。

 

しかし「アイアムアヒーロー」は物語の核心すらもわからないまま。安易だけど「米国の陰謀だった」でもなんでもいいから、ここだけははっきりさせてほしかった。

 

結局、比呂美ってなんだったん?

本作のヒロインのはずである比呂美。しかし、この比呂美の扱いもひどい。このキャラクターもいろいろと思わせぶりな描写が多かったが、最後はどうなったかすらもわからない。僕には、癇癪を起こしてZQNの集合体を暴走させ、自分自身も死んでしまった(?)哀れなヒス女という印象しか残っていない。

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なんなら「おばちゃん」のほうが圧倒的にヒロインだった。

活躍シーンも多かったし、身を挺して弱いものを庇う優しさと強さを兼ね備えていた。そして最後は謎の若返りを遂げ、以外にも美人だったことが判明する。若返った後も相変わらず男勝りでたくましく生きている姿が描かれている。

 

強さ、優しさ、たくましさ、そして美しさ。ヒロインに必要なすべての条件を満たしている。本作ではまさに圧倒的ヒロイン。

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↑真のヒロイン「おばちゃん」

 

若返った理由は・・・わかりません。最終巻でも新たな謎を発生させましたね、この作者は。この若返り以外にも、わざわざ最終巻で発生させた謎はたくさんあります。

 

 

 

もう好きに妄想してくれって感じで開き直っている気がします。鈴木英雄がそうしているように。

 

感想は以上です。1巻からずっと読み続けており、連載中は次の巻が発売されるまでが楽しみで仕方ないほど大好きな漫画でした。映画も見たし、この作品の大ファンだっただけにこの終わり方は残念で仕方ないという気持ちです。安易でもいいからZQNの正体をはっきりさせ、無事に比呂美を救い出してハッピーエンドで良かったんじゃないですかね?単純かもしれないけど、この終わり方よりはマシな気がする。