何でもいいから爪痕を残したい

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これまでの自分と決別するために、一番最初にやるべきこと

移転しました。

誰しも、この世に生を受けたからには何か大きなことを成し遂げたい、注目を浴びたい、夢を追いかけたいと一度は思うだろう。
あるいは、歴史に名を刻みたい、有名になりたい、チヤホヤされたい、モテたいといった方が伝わりやすいだろうか?

 

これらの欲望は人間の根源的な承認欲求を別の言葉で言い換えているだけで、誰にでも自然に備わっている感情だ。
でもこうした欲求から生じた夢を叶えたり目標を達成したりするには、「非常識な人間」であることが条件になる
多くの人がおかしな「常識」を身に付け、大きな目標を持つことをやめてしまうからだ。そういう人の多くは、

 

「夢に向かってガツガツするなんて疲れる。平穏な毎日だって魅力的だし、そこにもきっと幸福が存在するさ」

 

などといって、ちっぽけな希望に妥協する。こういう人はあまりに多い。

 

以下の本では、こういう小さな希望に妥協して、群がって傷をなめ合う人たちを、「ヒツジ」と呼んでいた。逆に、ヒツジたちとの関係を断ち、ひたすら孤独に自分の牙を磨き続け、自分の道を切り開いている人を「ライオン」と呼ぶ。

 

ヒツジで終わる習慣、ライオンに変わる決断: 自分にイノベーションを起こそう!
千田 琢哉
実務教育出版
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 ライオンは多くのヒツジ達から変人扱いされ、誹謗中傷を受け、仲間外れにされ、石を投げられる。それでも孤独に己と向き合い、己の道を突き進み続ける。そして、いつの間にかヒツジ達を大きく引き離し、圧倒的な存在となる。


もしあなたが茨の道を進むことを決意し、ライオンのように生きたいと思うのなら、まず初めにやることはヒツジ達と縁を切ることだ。

 

少なくとも日本では、ライオンはほとんど生息しておらず、残念ながら周囲はヒツジだらけだ。そして、ヒツジに取り囲まれている限り絶対にライオンにはなれない。

人の性格や行動を決定するのは環境だ。良い環境、良い人間に囲まれていれば、あなたは良い結果を残し、良い人間になれる。しかし、逆に悪い影響も受けてしまいやすい。怠惰な人しかいない環境では、怠惰な人間にしかなれない。もしあなたがヒツジからライオンに生まれ変わり、刺激的な人生を送りたいなら、まずは環境を整備しなければならない。

 

よくいるのが、いつか転職しよう、起業しようと思っているのに、ずっと同じ会社でサラリーマンを続けてしまうタイプだ。

 

あなたの身近にいませんか?

 

仕事の合間を縫って一生懸命、起業に必要な知識を勉強したり、スキルを身に付けたり、本を読んだり、人脈を広げている人。こういうやつに限って、絶対に起業しない。起業したとしても成功することはまずない。準備だけで一生を終えるタイプだ。
また、いつの間にか準備しているだけで自分は特別だと思い込み、自分以外の人間は全員バカだと内心思っているケースもある。

成功する奴は、真っ先に飛び出して環境を変える。

 

給料がもらえて、ぬくぬくしているサラリーマン(ヒツジ達)と一緒にいては、思考を変えることはできない。安全な場所で妄想だけしている人間と、裸足で険しい道を歩いている人間では、あらゆる点で違い過ぎる。
下手すると、実際に自分は起業の準備をしているという理由だけで一段高い人間であると勘違いし、ヒツジと慣れ合いながらも内心彼らをバカにするだけの、つまらない人間になってしまう。

 

そして、いつか居心地が良くなってしまい、かつて見下していたヒツジ達を好きになってしまうことさえある。そのまま何も成し遂げられず、何も残すことなく死んでいく。

さらに悪いことには、ヒツジ達に囲まれていると、常識的な思考しかできなくなる。
大きな成功をする人は、常日頃から常識を疑う習慣がある。だから、誰もが思いつかないようなアイディアが浮かぶことがあるし、誰も成し遂げられなかったことを成そうとする。そして成し遂げしまう。常識人間には、とても真似できないことだ。

大きなこと、非常識なことをしたければ、自分自身が非常識な人間、つまりライオンにならなければならない。傷付くこともたくさんあるけど、それしか方法はない。

 

もちろん、サラリーマン全員がヒツジだから、成功したいなら会社辞めろというつもりは毛頭ない。ライオンの集団のような会社もあるだろう。
僕が言いたいのは、環境が人間を作るのだから、より良い環境に身を置くことで変わることができる、ということだ。
現在最悪の環境にいて、良い環境が見つからないなら、まずはその最悪な環境から抜け出そう。それだけでも大分変わることができるはずだ。良い環境はそれからゆっくり探せばいい。

 

ライオンに生まれ変わることができれば、大きく自分の人生が開け、刺激的な毎日を送ることができる。
僕も自分自身、ライオンのつもりでいる。お先真っ暗で、超貧乏で、偉そうなことを言えるほどの成功は収めていないけど。
しかし、いや、だからこそ目標を持って生きている毎日が楽しい。

 

みんなも環境を変えて、ライオンになろう。