何でもいいから爪痕を残したい

主に本や漫画のレビュー、あとは雑記です

みんな自分のことを特別だと思い、自分に期待し過ぎている

移転しました。

「みんな」と上から目線で偉そうに書いたけど、これは僕自身にも当てはまる。
20代前後に比べれば大分マシになったけど、それでもまだまだ自惚れており、自分自身に対する過剰な期待を捨てきれていないなと思うことが多々ある。


個人的な感想だが、たいていの人間は自分が特別であると信じて疑わない傾向があると思う。その傾向は、体調や精神状態、環境によって多少増減はするものの、「自信」ではなく、悪質な「自惚れ」を持っている。


特に、普段「どうせ私なんて」とか、褒められても「いえいえ全然そんなことないですー」と、謙遜にしている人間ほど、実は鼻持ちならない自惚れと傲慢さを持っており、人一倍強い嫉妬心を持っている。
こういうやつは謙遜さえしていれば周囲との衝突を避け、最後の勝利を得られると思っており、謙遜な人間を演じているに過ぎない。

 

で、本題に入るけど、何かスキルを身に付けたり成功したいと思うなら、
まずはこういった自尊心を捨てなければならないと、僕は思うわけです。

 

例えば、アフィリエイターやブロガーになりたいと思う人はたくさんいるけど、
たいてい成果が上がる前に挫折してしまう(僕も何度も始めては、挫折を繰り返している)。主な理由は、

 

「全然稼げない」
「費用対効果が悪すぎる」
「作業時間がとれない」
「つまらないし難しい」

 

などが挙げられる。
ほかにも様々な理由があると思うが、これらを総括すると結局「自分に期待しすぎているから」という理由に行き着くことになる。自分への期待が大きいから、その通りにならない現実とのギャップに苦しんで挫折している。これはなにも、アフィリエイトブログ界に限った話ではない。

 

アフィリエイターやブロガー界では、ごくごく稀に

「初心者が3ヶ月で月収100万を稼いだ」とか、
「ブログを始めて2ヶ月で20万PVを達成」

という怪物が現れる。
自惚れ屋はこういう怪物や天才がごく例外な存在であることを認めることができず、なぜか自分でも同じことが出来ると勘違いしてしまう。
そして、当然のように挫折し、散っていく。

 

・・・はい、まあ、これって僕のことなんですが。
僕は何度も、「こいつらにできるなら、俺でも・・・!」と思い込み、何度も挫折しています。一度の挫折では飽き足らず、「今度こそ・・・!」と始めては、「全然稼げねーじゃねーかよ!」を繰り返しています。
典型的な「アフィリエイトで稼げない残念な人」でございます。これもすべて自分への過剰な期待が原因であり、今こうして告白するのも非常に恥ずかしい。

 

人間はどうしても自分が一番かわいいし、自分を特別視している。
そういった感情から自分と他人と比較したくなるようになり、結果的に自分の成長や成功の妨げになってしまう。
ほら、よく言うじゃないですか。他人ではなく、過去の自分と比較しろって。

 

要するに、自分に期待せず、他人と比較せずに淡々と手を動かせということです
僕もだんだん自分への期待が薄れ、長期的な目線を持ち、余計なことは考えずに手を動かせるようになりました。
というか、そういう境地に至っていなければ、こんな恥ずかしい告白はできない。

自惚れを取り去るにあたって、以下の本が役に立った。
何をいまさらこんな有名な本を・・・と思われるかもしれないが。  

 

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見 一郎 古賀 史健
ダイヤモンド社
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