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【おねショタ】ショタコン向けの漫画が意外に面白い(エロなし)

移転しました。

どーもー。
年上のお姉さんに弄ばれたい願望を持つブロガーこと、いぬがみです。

 

おねショタとは、小学生くらいの少年と年上のお姉さんのカップリングを示す言葉です。また、年下の小さな少年に「萌える」女性をショタコンと呼ぶ。
ロリコン」のそれぞれの性別が逆になったと考えるとわかりやすい。(あ、こんな説明いらない?)


この「おねショタ」を題材にした漫画がいくつかあるのだが、けっこう面白くて最近ハマっている。

 

ただ、断っておくが僕はショタコンではない!(重要)

 

「男」で「ショタコン」は色んな意味でマズいでしょ。
危険すぎるでしょ。怖いでしょ。
僕はただ、年下の男の子に惹かれる年上の女性が好きなだけだ。
ショタおね尊い

 

僕の性癖はともかく、いくつか読んだおねショタ系の漫画の中で特に面白かったものを二つの漫画を紹介します。
タイトルにも書いたけど、エロ要素はないよ。
「エロなし」と聞いて内内心舌打ちした人は、大人しく薄い本でも探すのだ。
おすすめのサイトはね、「同人あっ(ry

 

私の少年

 
私の少年 : 1 (アクションコミックス)
双葉社 (2016-06-22)
売り上げランキング: 778

 

こちらが主人公の多和田聡子さん。

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スポーツ用品メーカーに勤めるキャリアウーマンで、30歳、独身。
「少年」に出会うまでは年下好きというわけでもなく、元彼は同年代という設定。ちょっとキツい印象があるけど、困った人を放っておけない優しい性格。

 

そして、こちらがお相手の少年。

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「少年」ですよ。
れっきとした男の子ですよ!

お名前は早見真修(ましゅう)、12歳。漢字変換がめんどくさい

 

二人の馴れ初め

真修が聡子の近所の公園で、一人でサッカーの練習をしていたことがきっかけで出会います。真修の家庭にはちょっと込み入った事情があり、彼はいつも夜遅くまで孤独にサッカーの練習をしていました。

 

そんな真修の姿を見かねた聡子は、彼の練習に付き合ってあげるようになる(聡子はフットサルの経験があった)。
徐々に仲が深まり、聡子は仕事終わりや休日に、真修とサッカーをして過ごしたり食事や遊びに連れて行ってあげるようになります。

 

やがて、家にまで連れ込んじゃうようになりますよ。(ただし、ムフフな展開はなし)

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二人はあくまで純粋な気持ち

次第に真修との仲は深まっていきます。
ある日、聡子は真修の複雑な家庭環境を聞いて、最初は同情のつもりだったが、だんだんお互いに惹かれ合うようになるというお話です。


「惹かれる」と書いたが、ドキドキの恋愛感情とは少し違う。もちろん、肉体的な欲望でもない。
お互いに相手を思いやる気持ち、二人で過ごす何気ない日常を大切にする気持ちです。
純粋で、繊細な気持ちを美しく描写した作品だ。

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おねショタというジャンルに当てはめてしまったが、純愛ストーリーともいえます。
幅広い層におすすめできる漫画です。

 

欠点は、連載スピードが遅いことくらい
続きが気になってしょうがないストーリーなのに、連載が遅いとは・・・!!
僕(読者)を焦らしているのか???

 

ヤンキーショタとオタクおねえさん

 

私の少年」に対して、こちらはギャグがメイン。
地味なオタク女と、オラオラ系の男の子というチグハグなカップリングが特徴的。

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年上の女性に恋心を持つ小学生

男の子の名前は愛川龍桜(りゅうおう)君、11歳。また変換がめんどくさい
ヤンキー系のショタで、近所に住んでいる佐伯かづ子という年上の女性(オタク)に秘めた思いを抱いているという設定。

 

龍桜くんは、大好きなかづ子がコミケなどのオタクイベントに行ったり、外出するたびに、どこに行くのか気になって付いていきます。
その姿は愛らしいんだけど、時にかづ子の予定をめちゃくちゃにすることもある。

 

ヤンキーショタに振り回されるオタク女子

一方、かづ子の方はなぜ龍桜君が自分の後を付いてくるのか全く分からず、いつも彼に振り回されてしまう。
そもそもヤンキーが苦手なので、龍桜くんのことをどちらかと言えば怖がっている。

 

かづ子は、ショタ系のグッズやBL本を多数集めている生粋のオタクであり、小さい男の子自体は好物である。ただし、良識あるオタクで、己の欲望は2次元内のみで発散させている。
決してリアルショタに手を出すことはない(ほっぺに触ろうとするくらい)。

 

もっとも、オタクってそういうものなのかな。え?自分の胸に聞けって?

 

不釣り合いな二人がお互いに全く違うことを考えており、それがドタバタな展開に繋がっていきます。めっちゃ面白いです。

あと、地味な設定であるはずの「かづ子」をどんどん好きになっていく。不思議。

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気楽な気持ちで読むことが出来、読んでいて単純に楽しい漫画です。
私の少年」はリアルすぎてちょっと引いちゃうという人は、こちらがおすすめ

 

以上です!
一時期おねショタ系の漫画にハマり過ぎて、他にいい作品はないかと血眼になって探したことがありますが、今のところこの2作が僕の中で金字塔です。