何でもいいから爪痕を残したい

主に本や漫画のレビュー、あとは雑記です

【やる気が出ない人へ】モチベーションを上げる3つの極意

移転しました。

前回、以下のような記事を書いた。

inugami09.hatenablog.com

本記事は前回の続きという位置づけだが、前記事を読んでいなくても理解できるような内容になっている。まあできれば前記事も読んでほしいが。


人間誰しも、一度は何か大きな事を成し遂げたいと思うことだろう。しかし、何をしたらよいかわからず、モヤッとした気分のまま時間だけが過ぎていき、いつの間にかおっさんになってたりする。


ちなみに、何かを始めたいという焦りはあるんだけど、何も手がつかないという特徴は、ニートの人に多い。
世間はニートをゴミ扱いするけど、実はニートの人自身が一番現状をどうにかして打開したいという強い焦りを持っている。でもどうしてもやる気が起きず、自己肯定感も低く、自信も失っているため何も手がつかないのである。


別にニートに限らず、現状に満足できず燻った毎日を送っている人は多いだろう。

 

僕自身も会社員時代はそうだった。入社してすぐに「何かが違う」、「こんなはずじゃなかった」という不安が生まれ、モヤモヤした毎日を送っていた。やがて「何かしなくては」という焦りに変わり、逃げるようにして一年で会社を辞めてしまった。


しかし今では、明確な目標が見え、毎日を精力的に過ごすことが出来ている。
何をやっても中途半端で、ろくでもない人生を送っていた僕にしては、割と成長した方だと思う。そんな僕の経験則から、習慣を変えて現状を打開するために必要なことがいくつかわかったので、順に紹介していく。

 

でも、所詮僕だけの経験から得られたことを元に話しているので、「僕だけにとって方法」に過ぎないかもしない。
モチベーション管理を専門に研究しているわけでもないしね。わざわざこの記事を書くために新しく専門書を読んで、そこから得られた知識をまとめて書くのもめんどくさいし、情報をまとめただけの文章にはあまり説得力もないと思うし。

 

気軽な気持ちで読んでもらって、一つでも役に立ったと思えるものがあれば幸いでごんす。

 

①どんな些細なことでもいいから、昨日と違うことをする

よく言われていることだけど、とにかく何でもいいからいつもと違う習慣を取り入れるという手法。習慣の奴隷でいる限り、どんな素晴らしい才能を秘めていてたとしても道は開かないからね。別に大きな目標を作ったりとか、計画を考えたりなどのアタマの痛くなるようなことはしなくいい。

 

小さなことから始めていけばいい。読書とかジョギングとか。

 

また、なにも始める気が起きないなら、これまでの習慣を何か一つやめるというアプローチでもいい。それでも昨日と違う一日を過ごしたということになる。

「止める」ことが難しいなら、頻度や時間を「減らす」ことから始めるといい。
ネットサーフィンの時間を減らす、テレビの視聴はニュース番組だけにしておく、飲み会の頻度を減らす、食後に甘い物を食べない、ゲームクリアは1周だけにして「強くてニューゲーム」で2周目を始めない(あれ、自分で書いててグサッときた)、オナニーは3日に1度にしておく、などなど。

 

・・・最後のはスルーしていただくとして、些細なことでも習慣を変えるのは大変だけど、それが徐々に自分自身をコントールする快感に変わっていく。難しいことは考えず、簡単なことから始めていけばいい。

 

②思い切って退路を断ち、自分を窮地に追い込む

これは①の方法とは違い、心身ともに負荷のかかる劇薬だ。しかし、一番効果のある方法で、僕自身この方法で大きく変わることが出来た。
そもそも、ある程度負荷をかけなければ習慣は変わらないものだしね。

 

僕の場合、会社を辞めると同時に一人暮らしを始めて、新しい生活を強制的にスタートさせた。会社を辞めた理由は、当時はフィギュア原型師になりたかったから。
以下の記事に僕がプロ試験に合格するまでの作品を、順に紹介している。

inugami09.hatenablog.com


一人暮らしを始めたのは、原型師になることを頭の固い両親に反対されそうだったからだ。ちなみに初めて両親に会社を辞めたことを報告したのは、辞めてから2年経った後だった。だった本当に頭固いんだもん。うちの両親。
「会社辞めてフィギュア原型師におれはなる!」なんて言っただけで、意識を失って卒倒してしまうレベルで頭が固い。


環境をガラリと変えることで、僕の意識もガラリと変わった。というか、変わらざるを得なかったという方が正しいかもしれない。
原型師になれるか、この先食っていけるかなんて当然わからなかったから、毎日が不安で不安で仕方なかった。選択を間違えたんじゃないかと何度も思った。

 

でも会社も辞めちゃったし、これからは自分で家賃を払っていかなくてはならない。
退路を断つことで強制的にモチベーションを上げ、不安をかき消すように毎日作業に没頭した。
苦しい時期が続いたが、おかげで大分成長できたしプロ試験にも合格できた(ただ、就職の話は訳あって辞退した。いきさつが気になる人はこちらの記事を参照されたし)。

 

この経験から、環境が人間を変えるということを信じて疑わなくなった。自分でも信じられないくらい習慣を変わることが出来ましたから。
だらだら時間をかけずに手っ取り早く変わりたいなら、環境を変えるのがおすすめ。
会社員は会社を辞め、ニートは家から出る。そうすりゃ嫌でも変わる。

 


自己啓発本を読む

これは意外にバカにできない。落ち込んでいるときや自信を失っているときに読むと、勇気をもらえることがある。
自己啓発本には、どこかフワフワした精神論が語られているだけの本もあるが、中には具体的な行動指針が書かれた良書もある。中でも、以下の本は大変お世話になった。

 

100の結果を引き寄せる1%アクション
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誰でもできることだし、それでいて劇的な効果があり・・・
「その簡単な1%アクションとやらをさっさと教えろや。もったいぶってんじゃねえ」

 

 

 


・・・はい。すいません。教えます。

 

教えるけど、できれば買って全部読んでほしい。
たぶんここにサラッと書いただけでは、その情報を「なんだ、そんなことか」と軽視してしまい、実行しない可能性が非常に高い。
人間は簡単に得られた情報は、重要視しない傾向があるので。本書には、多くの人がせっかく情報を入手したのに、行動に移さない原因にも触れている。

 

また、その「1%アクション」を行うことが、どういった理由で効果的なのかという説明もある。だから実際に本を手に取って、全部読んだうえでその手法を知った方が確実に実行に移せると思う。まあ、買ってほしい理由にはアフィリエイト収入が欲しいっていうのもあるけど。あ、でも中古は1円だw


「1%アクション」とは、なんでもいいので自分の好きなことに取り組み、その記録をつけること。
記録のつけ方は、「今日やったこと」と「明日やってみたい」を箇条書きにするだけ

 

例えば、漫画家になりたくて絵の練習を始めたとしたら、

 

「今日やったこと」⇒鉛筆による下書き
「明日やってみたいこと」⇒色塗り

 

といった感じで、簡単に書くだけでいい。
ただ、徐々に増やしていくとさらに効果的だ。

 

この記録をつけるだけで、少しずつ行動が習慣化されていく。
僕自身、フィギュア製作を習慣にしたかったので実際に試してみた結果、最初の2ヶ月くらいはサボりがちだったが、それ以降は難なく作業に取り組むことができるようになった。


もし習慣化できなければ、その作業は自分に合っていなかっただけの話なので、別のことに挑戦してまた新たに記録をつけ始めればいい。本書にもそう書いてある。


以上、3つの方法がおすすめです。
なかなか一筋縄ではいかないかもしれないけど、今までどうしようもないグータラでマイナス思考で「どうせ僕なんて」が口癖だった僕でも変わることができたんだから、試してみる価値はありまっせ。