何でもいいから爪痕を残したい

主に本や漫画のレビュー、あとは雑記です

【厳選おすすめ漫画14選】本当に面白かった漫画だけを紹介します!

移転しました。

※このページは随時更新していきます。

 

本題に入る前に少し前置きさせてください。
例えば「漫画 おすすめ」と検索すると、漫画を紹介した大量の個人ブログやまとめサイトが検索結果として表示される。
ランキング形式だったり、女性向けに絞ったり、マイナーな作品に焦点を当てたりなど、人それぞれ工夫しながら紹介している。中には50、100作品という膨大な種類の漫画を紹介していることも。
そんな彼らに一言、物申したいことがある。

 

本当に全部読んでる?

 

いや、ほとんどの人がちゃんと読んでいるんだろうけどさ。
でも、中には実際に読まずにブログやサイトから表面的な情報を集め、アマゾンのレビューを参考にしただけの紹介文を書いていると思われる人もチラホラいる。
また、仮にちゃんと読んでいたとしても、大して好きでもない作品を紹介しているなぁと思うことも多々ある。
そういうのって全部文章から伝わってくるものだから!

 

せめて、紹介する作品はちゃんと読もうぜ。
そして、心から感動した作品を読者に伝わるように紹介しようぜ。

というわけで、このページでは僕がこれまでに大量に読んきた中で、厳しい選考(主催:僕)を勝ち抜いて最終的に残ったエリート達を紹介している。
よって数は少なめだが、どれも心から感動した作品で、自信をもっておすすめできる漫画だ。
ランキング形式で発表しないのは、すべてが1位といってもいいくらいだからだ。
前置きが長くなってしまい、申し訳ない。早速いきましょう。

 

さよならソルシエ(完結)

 

[まとめ買い] さよならソルシエ(フラワーコミックスα)

19世紀のパリが舞台で、天才画家であるフィンセント・ファン・ゴッホと、彼の弟で画商のテオドルス・ファン・ゴッホが主人公。兄弟の美しい絆を描いた物語。
設定は史実に基づいてはいるが、二人のゴッホの人物像とストーリーは完全にオリジナルとなっている。
ゴッホといえば、「奇才」や「変人」というイメージの強い「炎の画家」として有名だが、本作品のゴッホ(兄)は能天気で子供っぽく、人を恨んだことのないお人好しである。しかし、天才的な才能を持っており、彼の描く作品はどんな人の心も強く動かすことができた。弟のテオは、兄の才能に激しい嫉妬しつつも、彼の素晴らしい作品を世に広めようと奮闘する。
随所に涙を誘うシーンがあり、感動的なラストで締めくくっている。
ハートフルな話で、万人におすすめできる漫画だ

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四月は君の嘘(完結)

 

「泣ける漫画」の代表格。アニメ化や実写映画化もされて話題になった。
トラウマを抱えた天才ピアニスト・有馬公生は、本作のヒロインである宮園かをりとの
出会いをきっかけに、少しずつ成長していくお話。
公生とかをりは徐々に惹かれ合っていくが、二人には残酷な運命が待ち受けている。
露骨に泣かしに来ているのがわかっているのに、何度読んでも泣いてしまう不思議な力を持つ漫画。とにかく泣きたい!という人におすすめ。

僕も読み返すたびに
「もう流石に泣かねーだろ」⇒「うわあああああああああああああああんかをりちゃあああああああああああああああああああああああああああああん」
を繰り返してます。

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ぼくは麻理のなか(完結)

 

僕が「神」と崇めている押見修造氏の作品。彼は間違いなく神ですよ
引きこもり生活を送っている男性大学生(小森功)と、近所に住むかわいい女子高生(吉崎麻理)の身体が、ある日突然入れ替わるところから話が始まる。
しかし、実際には入れ替わったのではなく、小森の心が麻理の身体に入って、麻理の心はどこかへ消えてしまったのである。

小森は麻理として日常生活を送りつつ、麻理のクラスメイト(柿口依)と協力して消えてしまった麻理を探すというお話。先の読めない展開と衝撃の真実が魅力的
ムフフな漫画と見せかけて、実は心の問題や深層心理のトラウマがテーマだったりする。もちろん、ムフフなシーンもたくさんあるよ!
ちゃんとすべての伏線を回収して、スッキリした終わり方をしているところもいい。

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私の少年(連載中)

 

私の少年 : 1 (アクションコミックス)
双葉社 (2016-06-22)
売り上げランキング: 660
主人公の多和田聡子はスポーツ用品メーカーに勤めるキャリアウーマン。30歳で独身。
お相手は美しすぎる少年、真修(ましゅう)12歳。
エロ要素は一切なく、あくまでお互いを大切に思う純愛物語である。聡子もショタコンという設定ではなく、元彼は普通に同年代の男性。だからこそ、真修に惹かれていく過程がどこかリアルで、ハラハラドキドキを楽しめる。年の差カップ系の醍醐味ですな。すごく続きが気になるのに、連載スピードが遅いのが欠点。
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古見さんはコミュ症です(連載中)

 

主人公は美しすぎる学園(高校)のマドンナ、古見硝子さん。
あまりに美しいため、高校の入学初日の段階ですでにマドンナとしての地位を確立していた。しかし、実は重度のコミュ症という設定。
人と目が合うだけで緊張で全身が震え、まともに話すことができない。
よって、コミュニケーションは基本的に筆談で行っている。ちなみに僕も話すときあまり人の目を見ない、というクソどうでもいい情報もサラリと混ぜる。
古見さんはコミュ症だったために、中学生の頃は一人も友達がいなかった。
そんな彼女が、席が隣になったことがきっかけで友達になった只野仁人(ただのひとひと)君に勇気をもらいながら、頑張って友達100人作ろうというストーリー。
もちろん、只野君は1人目のお友達としてカウントされている。
ジャンルはギャグ漫画に分類されます。ぶっとんだ設定でぶっとんだキャラクターが多いが、嫌な奴が一人もいないので安心して読むことができる(変態はいっぱいいるが)。ほのぼのしたシーンも多く、自然と古見さんと只野君の仲を応援したい気持ちにさせてくれる。

一生懸命友達を作ろうと奮闘する古見さんもいちいちかわいい。

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恋は雨上がりのように(連載中)

 

恋は雨上がりのように(1) (ビッグコミックス)
小学館 (2015-04-03)
売り上げランキング: 1,988

こちらは、女性向けの恋愛漫画だが、男性の僕が読んでも面白いと感じた
主人公の女子高生(橘あきら)と、バイト先のファミレスの店長(近藤正己)との恋物語。あきらちゃんは17歳、店長は45歳。
なんだろう、ぼくは年の差カップルモノが好きなのだろうか。

 

あきらちゃんは美人なのに、店長はどこか頼りなく、いつもペコペコしていて、10円ハゲのある枯れかけたおっさんという設定が面白い。45歳で昇進の話はなく、イケメンでもない。さらに、ほのかな加齢臭がする。

しかし、だからこそ、あきらちゃんの店長に対する想いは理屈を超えた純粋なものである。二人のやり取りを見ているとどこか心の奥にある大切な気持ちを思い出し、ノスタルジックな気分になる。
僕も学生の頃は理屈抜きで人を好きになり、その人と目が合ったり遠くから発見できたりするだけで無性にうれしかったなぁ。
なんか、恋がしたくなっちまったぜ。
恋愛漫画や恋愛映画にハマる女性の気持ちが少しわかったような気がする。

 

 

 

ルサンチマン(完結)

 

ルサンチマン 全4巻 完結セット (ビッグコミックス)
花沢 健吾
小学館
売り上げランキング: 66,039

そんな彼が、VR(仮想現実)技術を駆使したアダルトゲームにハマるという話である。専用のゴーグルをつけると目の前に3Dの女の子が映し出され、専用のグローブを装着して映し出された女の子に触れると、その感触がグローブを通して手に伝えられるゲームだ。プレイヤーは本物の女の子に触っていると錯覚することができる。

 

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非常にテンポよく進み、ギャグも多いため楽しんで読むことができる。
しかし、まるで未来の日本の姿を描いているようで、ゾッとすることもある。
ほら、日本ってやたらアダルト産業が発達してるじゃないですか。
アダルトグッズとか、ぜってーそんな種類いらねーだろってくらい販売されるじゃないですか。
いつかこの漫画に登場しているようなゲームは絶対発売されますよ。というか、既に似たようなものは発売されてるし。少子化は止まりませんな。いや~恐ろしい。
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あそびあそばせ(連載中)

 

表紙からは想像できないほど、中身は強烈なシーンが多いギャグ漫画。決して恋愛漫画ではありません。
3人の女子中学生を中心に、日常生活の出来事をギャグテイストで描いた作品。作者の画力が半端ではなく、女の子の顔芸が凄まじい。

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ギャグが面白いのはもちろんのこと、なんだかんだ登場する女の子はみんなかわいいし、なんだかんだストーリーもしっかり作られている。
人を選ぶかもしれないが、個人的には今一番好きなギャグ漫画
久しぶりに腹がよじれる程笑わせてくれた。
詳しくはこちら

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僕たちがやりました(完結)

 

主人公は平凡な男子高校生である「トビオ」。トビオは毎日「マル」と「伊佐美」と、その高校のOBである「パイセン」とそこそこの楽しい日常を送っていた。
しかし、ある日隣の高校に通うヤンキーに因縁をつけられ、「マル」がボコボコに殴らてしまう。仕返しをしようと夜中にヤンキー達の通う高校に忍び込み、リモコン式の爆竹を仕掛ける。
翌日の昼休みに爆竹を起爆させ、逃げ惑うヤンキー達を見て喜ぶ4人だったが、ガスボンベに発火してしまい大爆発を引き起こしてしまう。
怪我人だけでなく死者まで出してしまい、4人は逮捕される恐怖から逃避生活を送るようになる。4人は、最初のうちは友情を大切にしていたが、やがて裏切る者や欲望に走ってしまう者が出始める。
割と救いがない話で、読後感はあまりよくない。
欲望の前には友情は儚いもので、人間の醜さや汚さ、弱さを描いた作品だと思っている。人間に本来備わっている、純粋悪を表現しているようで個人的にはかなり好き。
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亜人(連載中)

 

亜人(1) (アフタヌーンコミックス)
講談社 (2013-03-07)
売り上げランキング: 3,523
 
 
 

 

ヴィンランド・サガ(連載中)

 

ヴィンランド・サガ(1) (アフタヌーンコミックス)

ただ、物語の構成としては、憎しみに身を委ねて無差別に人を殺しまくった少年(トルフィン)が、やがて戦争のない平和な理想郷を築こうという成長物語である。
トルフィンは「バガボンド」の宮本武蔵と設定がよく似ている。
憎しみのまま人を斬りまくった幼少期⇒無暗に斬ることを止め、真の強さを求めて内省するという流れは、そのまま武蔵に当てはまる。
ただ、バガボンドみたいにフラフラ寄り道はせず、今のところストーリーはテンポよく進んでいる。あと、アシェラッドかっこよすぎ。

 

 

ポプテピピック(連載中)

 

ポプテピピック (バンブーコミックス WIN SELECTION)
大川 ぶくぶ
竹書房 (2015-12-07)
売り上げランキング: 3,219

あまりにシュールすぎるギャグ漫画として有名。四コマ形式で読みやすいが、意味はまったくわからない。
ごく一部の人しかわからないようなネタを扱っているものが多く、ほぼ作者の自己満足ともいえる。

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しかし、妙にクセになるセリフの言い回し、キャラクターデザインが魅力的なためか爆発的な人気を得た。僕も意味がわからないのに何度も読み返しては、一人で笑っている。そもそもこの漫画に意味を求めちゃいけないかもしれない。理屈抜きで楽しめる最強のギャグ漫画かもしれない。

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終末のハーレム(連載中)

このページでは、エロ漫画を紹介してはいけないというルールを設けていない。
エロであろうと面白いものは面白い。完全に男性向けだから、女性の方はスルー推奨。

物語の舞台は2040年の日本。人類は労働から解放され(!)、これまでの労働の多くはAIが行うようになった時代。なんていい時代なんだ。
主人公の水原玲人(れいと)は、ある日「細胞硬化症」という死に至る病にかかっていることを告知される。この病気は現段階では治療法が見つかっていない。しかし、早くて2~3年、長くとも5年でAIが治療法を確立するという計算が割り出されている。
よってその数年間は、玲人はコールドスリープをすることになった。

玲人は5年後に目覚め、計算通り病は完治していた。AI最強か
しかし、5年後の世界は、なんと地上から男性がいなくなっていた。玲人が寝ている間、男性だけにかかるウィルスが発生し、治療法が見つからないまま世界中の男性が死んでしまったのである。
残された男性は玲人と、運よくコールドスリープをしていた数人の男性のみ。このままでは子孫の残すことができず、人類を滅亡してしまう。人類を救うため、玲人はメンティング(種付け)、要するになるべくたくさんの女性と子作りをするよう頼まれる
労働もないし、もはやユートピアですね、この世界は。
あらゆる女性から子作りをるすよう命じられるが、玲人はとある理由で断り続ける。
くだらないエロ漫画に見えて、実はかなりストーリー構成に凝っており、読んでいて全く退屈しないばかりか続きがきになってしょうがない。男なら絶対読むべき。

 

 

血の轍(連載中) 

血の轍(1) (ビッグコミックス)
小学館 (2017-09-08)
売り上げランキング: 1,079

僕は、断言する。
この2~3年で数百冊の漫画を読んできたが、その中でも1番面白いと感じた漫画だ。
まだ完結してないうちに1番と決めつけるのは早計だが、1巻を読み終わった時点で既に「これは絶対面白くなる・・・!!」
と確信し、僕の中で名作扱いになっている。というか、表紙をみただけで
「あ、これ絶対面白いヤツだ」
と、ビビビと感じるものがあった。
押見修造氏に対する信者補正が入りまくっているのは認めるけど、それを差し引いても素晴らしい作品だと思う。
天才・押見修造氏の集大成になるであろう「血の轍」。これを読まずして何を読むか。

詳しくはこちら

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まとめ

以上です。
知っている漫画や、読みたいと思うような漫画はあったでしょうか。
他にも面白いと思った作品が見つかったら、その都度追記していきます。