何でもいいから爪痕を残したい

主に本や漫画のレビュー、あとは雑記です

【私の少年】4巻を読んだ感想とネタバレ

移転しました。

私の少年」の4巻が12月12日に発売されました。

 

待ちわびたぞ。

この漫画めっちゃ続きが気になるのに、やたら連載スピードが遅いからもどかしい。
まずはがっつりネタバレしてから感想を語ろうと思います。
ネタバレが嫌な人は、以下の記事に物語の簡単なあらすじを書いています。

inugami09.hatenablog.com

私の少年」の4巻のネタバレ

4巻からは「新章」です。
この巻の特徴は、これまでは聡子からの視点で物語が進んでいたのに対し、真修視点で描かれています。

 

中学生になった真修と聡子が再会するシーンから始まっていますが、真修は修学旅行で仙台まで来たところ、偶然泣いている聡子とばったり会います。

f:id:inugami09:20171228223229j:plain


真修は「聡子さん?」と声をかけるが、聡子は咄嗟に逃げ出してしまう。
その拍子に転んでしまい、軽い怪我をしてしまったので真修は絆創膏を買って応急処置をすることになった。
聡子は再会を喜んでいる様子はなく、応急処置が終わるとすぐに立ち去ろうとする。しかし、真修は聡子にずっと謝りたいと思っていたので、すぐに引き止めた。

f:id:inugami09:20171228223432j:plain

 

「俺が馬鹿だった」謝った真修に対し、聡子は笑顔で「なんで謝るの 手当てもしてくれたじゃない」と、笑顔を返す。
ぎこちないながらも少しずつ会話が続くようになったが、真修は修学旅行中なので
すぐに戻らなくてはならない。お互いの連絡先も聞かないまま、そのまま別れを告げて真修は立ち去る。

f:id:inugami09:20171228223510j:plain

 

しかし、その後を聡子は必死に追いかけて、寒そうにしていた真修のために
自分のマフラーを渡す。

f:id:inugami09:20171228223720j:plain


そして聡子は「元気でね」と今度こそ本当の別れを告げ、二人は別々の方向に歩き出す。
しかし、真修の目には涙が溢れていた。
堪らずに今度は真修が聡子を追いかけ、さっき買った絆創膏に自分の連絡先を書いて聡子に渡す。そして、ようやく二人は別れた。

f:id:inugami09:20171228223743j:plain

 

後日、真修は聡子からの連絡を心待ちにするが、待てども待てども連絡は来ない。

f:id:inugami09:20171228223815j:plain

 

 

f:id:inugami09:20171228223833j:plain

すごくわかる・・・。すごくわかるよ真修君!その気持ち!!

 

聡子の方は「連絡しない」と心に決めつつも、連絡先が記載された絆創膏を捨てずに大事に保管していた。
しかし、耐えかねて「こんばんは」とようやく真修に一言ラインで連絡する。
真修は心から喜び、これがきっかけでちょくちょく連絡を取り合ったり電話で話すようになった。
電話で話している間、真修は幸せな気持ちでいっぱいになるが、聡子の方はいまいち乗り気ではない。真修のことは大事に思っているが、同じ過ちを犯すわけにはいかないため葛藤していた。

f:id:inugami09:20171228224223j:plain

また明日も話す約束して電話を切るが、次の日になって聡子は「忙しいから」という理由で電話ができないという連絡がきた。その日は話さないことになったが、その後、全く連絡が途絶えてしまう。

f:id:inugami09:20171228224246j:plain


数日後、真修はとあるきっかけで自分から聡子に電話をすることになった。
聡子は電話に出たが、暗い様子だった。真修は昔の聡子との思い出を話し始めるが、聡子からはあまり話さない。
そして、思い出話を続ける真修の言葉を遮り、「もう連絡できない」と告げる。

f:id:inugami09:20171228224314j:plain

真修は一瞬頭が空っぽになるが、聡子が嘘をついていることを期待してしまう。
聡子は、練習はもうできないと言いながら自分の髪を拭いてくれたり、さよならをしたあとにマフラーを巻いてくれたり、いつも言葉とは正反対のことする。

だから、いまも自分に嘘をついているんじゃないかと、いつでも自分に優しい人ではないかと期待してしまう。そして、聡子の気持ちを確かめるために、会いに行くことを決心したところで4巻は終了している。

 

f:id:inugami09:20171228224348j:plain

 

読んだ感想

正直、読んでてめっちゃドキドキしてしまった。
というか、真修に感情移入しまくってしまった。
聡子がマフラーを巻いてくれた時はなぜかこっちもうれしくなり、連絡がこないと真修と同じようにモヤモヤした気持ちになり、「もう連絡できない」と言われたときは胸がズキッとした。

 

どんだけ単純なんだ僕は。

 

いや、作者の画力が高く、感情表現があまりに上手いから!そうに違いない。
しかし、今後はどうなるんですかね。
真修はけっこうグイグイ行く感じですが、聡子からしてみれば真修とくっつくわけにもいかないしかといって突き放すこともできない。
駆け落ちというオチは絶対ないだろうから、友達以上恋人未満の関係を二人で模索していくことになるかなー。
続きが気になるが、次巻の発売は2018年の5月14日頃らしい。
遅い・・・。遅すぎるぞ!!
あああああああああああああああああ続きがきになるううううううううう。