何でもいいから爪痕を残したい

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脳に良い影響を与えるもの、悪いことのまとめ

移転しました。

脳の研究は日々進歩しており、その構造や機能について多くのことが明らかになった。
まだ解明されていない謎も多く残しているが、これまでの研究で証明された
脳に良いことと悪いことを簡単に紹介していく。


糖分の摂りすぎには要注意

疲れた時甘いものを食べるといいとよく聞くが、糖分の摂り過ぎはシナプス
を抑制し、記憶力や集中力、学習能力を低下させることがわかっている。
代わりに脂肪分の多い魚やナッツ類を摂取すると良い。


適量のコーヒーは脳に良い

この「適量」というのがミソ。コーヒーには眠気を覚まして集中力を向上させ、
さらに肌の老化対策やダイエット、ストレス解消の効果もあるとされている。
一日の一杯のコーヒーを朝飲むと健康に良いのは確かな情報である。
しかし、これはドリップコーヒーに限った話だ。
市販の缶コーヒーには「砂糖の溶けた液体」と言っても過言ではないほど、
大量の砂糖が含まれている。また、ブラックでも保存料、酸化防止剤、着色料、香料などが入っており、これらの成分は発がん性が高いといわれている。
健康に悪影響を及ぼすことには間違いないので、ドリップコーヒーを飲むといい。


運動は脳に良いことだらけ

運動が脳に与える影響を研究したデータは大量にある。
毎朝、軽い汗を流す程度のジョギングをすると、脳細胞が増加、脳内ホルモンの分泌、
依存症治療、老化防止、注意欠陥障害の防止、ストレスや不安の解消など、
数多くの良い影響を与えることが明らかになっている。

以下の本に詳しいことが書かれている。目から鱗の情報が満載であり、運動するモチベーションを高めてくれて人によっては人生を大きく変えることができる本だ。

 

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方
ジョン J. レイティ エリック ヘイガーマン
NHK出版
売り上げランキング: 1,424

 

 

マルチタスクは生産性を下げる

複数の仕事を同時にこなす「マルチタスク」は、精神的な満足を得たと感じているだけで、実は仕事の生産性を下げている。ただ、音楽を聴きながらの作業は問題ない。
詳しく知りたい方はこのサイトが参考になる。

 


睡眠不足、慢性的なストレスは脳を破壊する

脳の神経細胞を減少させるだけでなく、記憶力の悪化やアルツハイマー病の原因になることがわかっている。怖いですね。

 

読書

読書は、脳の集中力や認識力をつかさどるブウの血流を良くして、脳の認識能力を強化する働きがある。テレビをボーッと見たり、ゲームをしているときには起こらない現象らしい。

 

絵を描く

絵を描いたり何らかの創作活動していると、脳の老化速度を遅らせることが出来る。
また、ピアノを弾くことも効果的で、ボケ防止につながる。裁縫や料理でもいい。
要は、手先を器用に使った作業は脳に良いということだ。ただし、楽しんでやらなければ全く意味がない。手先から得られる喜びは、脳に多大な影響を与える。

確かに、芸術家でボケてしまった人は知らないし、死ぬ直前まで飽くなき探求心を失わず、精力的に創作活動をしているケースが多い。
手塚治虫の最期の言葉は「頼むから仕事をさせてくれ」らしい。
また、葛飾北斎は「天が私にあと10年の時を、いや5年の命を与えてくれるなら、本当の絵描きになってみせるものを。」
という言葉を残している。

 

いや、お二人とも、もう十分ですよw
十分すぎます。
この尋常でないバイタリティと創作意欲は一体どこから来るのだろうか・・・。
葛飾北斎なんて、海外では日本人の中で最も有名らしい。


例によってちょいちょい関係ない話を混ぜてしまったが、
以上が、これまでの脳の研究からわかっていることの一部を取り上げたものだ。